宅建試験の合格率と難易度
合格率
例年15%~17%の間で推移しています。割合的には6人に1人ですので、合格率だけを見ると中々難しい試験のようですね。ちなみに平成28年の試験は19万8463人の受験者に対して合格者は3万589人と、合格率は15.4%でした。
合格ラインの目安
50点満点で、例年30~36点の間で推移しています。合格ラインに関しては合格率に関係して決まっているようです。大体7割ほど取れれば合格するようです。
難易度
宅建の難易度に関して、宅建と一緒に取ることが望ましい資格と比較してみましょう。まずは日商簿記やファイナンシャルプランナーですが、難易度では宅建の方が少し難しい程度です。次にマンション管理士や税理士ですが、これは宅建よりもはるかに難しく、勉強期間も年単位で必要です。ですので、宅建は難易度としては中程度と言えます。
宅建試験の合格率が低くなる理由は?
宅建試験は、上記のように合格率としては15%~17%であるように、決して合格率の高い試験ではなく、むしろ低いと言えます。しかし、試験問題自体の難易度は独学でも合格できる程度で、7割正解すればほぼ間違いなく合格する試験です。では、なぜ合格率が低いのでしょうか?理由を見ていきましょう。
受験者数の多さ
宅地建物取引士は非常に人気のある資格であるため毎年の受験者数は20万人を超えます。20万人もいれば、とりあえず受けてみようとか、会社の命令で受けている人、何も勉強せずに受ける人など様々な人がいます。また、宅建は受験者数が多いために1点で落ちる人が何千人もいると言われています。こういった受験者の多さが合格率を低くしている原因ではないでしょうか。