老後に困らない人の、現役時代の生活とは?

老後にお金で苦労するということは、みじめで不安な毎日を送るということ。人生の最後ぐらい、穏やかな日々を送りたいというのは、多くの人の願いです。そんな、穏やかな日々を送っている人の生活習慣には、収入が豊富な現役のころから共通のパターンが見られるものなのです。

豊かな老後を迎える人の、5つの特徴

収入が減った後の生活をイメージできている
老後は明らかに収入が減り、それ相応の生活しかできないという覚悟をしています。ですから、老後に向けての備えをしているのです。例えば、無駄な出費を減らして貯金に回す。金のかかる生活習慣は始めから身に付けない。リタイア後のキャリアを考えて資格獲得に努力する。これらの備えを、現役のころからしているのです。

住宅ローンをいち早く完済しようとしている
住宅は資産の一部ですから、所有すること自体は間違っていないのです。しかし、売るにも売れず、投資したお金のリターンも少ない、あまり優秀ではない部類の資産。そんな住宅のためのローンを、リタイアした後まで組んでいるのは危険だと知っています。老後には収入が少なくなるのですから、まとまった金額が手に入ると繰り上げ返済をおこなうなど、ローンを現役時代に完済すべく努力しているのです。 

贅沢な生活から遠ざけている
高額な食事や車、衣類、宝飾品……それらに囲まれた生活は非常に楽しいもので、一旦クセになってしまうと抜け出すのは容易ではありません。そして、そんな生活は、最も確実な資産である貯金に回す金額を確実に減らします。老後にお金で苦労しないために、そんな分不相応な生活習慣は、始めから遠ざけてしまっています。

分不相応な教育には興味がない
教育に熱心だとしても、お受験だとか、学習塾だとか、学費が高い学校だとか。貯金に回す分も教育にかけてしまうようなことをしていません。飽くまで身の丈にあった範囲で教育を施さなければ、老後に子どもに迷惑をかけてしまいかねないことを知っているのです。

リスク回避する準備をしています
一旦起こると、確実に資産を食いつぶすようなアクシデントの種は、あちこちに落ちています。その備えとして保険を研究しています。保険には加入するのは当たり前ですが、高額すぎるようなものには手を出しませんし、自分たちの生活に合ったものを知っているのです。